初風炉 茶事特別稽古

去る5月14日、養和会青山教室に於いて、五藤宗紫先生による初風炉の茶事特別稽古が行われました。

今回の御趣向は「伊勢物語」。裏テーマには「葵祭」でございました。

 

待合での淡々斎、清香院合筆の富士と松原画と、行李蓋の煙草盆から物語は始まっておりました。

三友居による懐石の後、炭手前の香合に業平扇面蒔絵。拝見中や主客の問答により亭主の意図を紐解いていくことは茶事の醍醐味であります。

 

後座の花入は五藤先生御手造りの涼風籠に季節の花が入れられ、爽やかな風が吹き抜けたかのように一同の気持ちも改まったことと存じます。

お濃茶の一座建立ののち、続き薄では宗芯師作の茶入、茶杓は擔泉斎作 銘「ミヤビヲ」、時代の葵蒔絵大棗で締めくくるなど、皆様は五藤先生から道具組の楽しさも学んだのではないでしょうか。

 

五藤先生を始め、水屋をご指導くださった今村宗和先生並びに、参加された皆様、お疲れさまでございました。

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第13回日本文芸アカデミー大賞授賞作品。

 

選評

“裏千家十四代家元、淡々斎の娘として良家に嫁ぐも離縁。波乱万丈の人生への語り口は、清澄にして達見、凛とした潔さをもつ。錚々たる文化人との交流にあって、一番の恩恵は父母の教えであり、茶道を通しての「一期一会」であろう。「この年だからこそ見える景色」を「まず所有欲がなくなった」という至言に敬服”

 

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