陽和院温光弥栄大姉 一周忌 追善茶会

 塩月宗芯師が亡くなり早一年。

生前お世話になりました皆様と共に故人を偲ぶべく、高田馬場・茶道会館にて「陽和院温光弥栄大姉 一周忌 追善茶会」を滞りなく終える事が出来ました旨、ここに御報告いたします。

 

 3月13日の茶会当日は天候が危ぶまれつつも、晴れ女の弥栄子先生に見守っていただけたのか、肌寒さを感じつつも傘要らずとなり、大きな混乱もなくおよそ四百名の皆様に足を運んでいただくことができました。

 

 遺影と位牌が飾られた写真の間には、葬儀の折に鵬雲斎大宗匠から賜りました「夢」の色紙を、宗芯師愛用の着物の裂で表装し、御宗家からの御供花とともに飾らせていただきました。公用のため御来臨叶わなかった大宗匠より頂戴いたしました「無一物」自彫の茶碗にて、御仏前に御供茶を捧げます。当日は随所に在りし日の故人のポートレートやアルバムを配置しており、待合ではそれぞれの思い出を語り合うお客様の姿が。

 

 真の間、五藤宗紫席の床には坐忘斎御家元からこの日のために御書上げ頂いた「峯上飛白雲」の御軸。3月8日のミモザの日に身罷られた事でありますので、宗芯師造の花入にミモザを。亭主の禮子先生は喪主の熊谷栄美子様と共に心得のある孫、曾孫一同にて御挨拶をさせていただき、弥栄子好みのお菓子、満天星一休製「森の水鏡」と丸久小山園特製濃茶「陽和」を差し上げ、宗家ゆかりの道具にておもてなしいたしました。

 

 明々軒では櫻井宗幸先生にお席主をお務め頂き御園棚にて薄茶を。仲睦まじき姉妹であった伯母と亡き母櫻井良子(宗養)先生との画賛を皮切りに、ファミリーがこよなく愛した思い出深きハワイに因んだ趣向の極みは鵬雲斎作茶杓 銘「阿呂波」でありました。

 

 知足軒、社中席では、安部宗宏先生を筆頭に養和会の助手の先生方が一丸となってお席を持たれました。水指から茶碗、茶杓、花入など、9割方弥栄子先生のお手造りで道具組。皆様には末富の「又新」と鶴屋吉信の「蝶コハク」、丸久小山園特製薄茶「弥ん茶」を差し上げます。

数茶碗を一切使わずオンパレードの趣向に席中は大いに沸き、仕舞茶碗には禮子先生御手捻りの黒織部が登場する演出には、後継者を盛り立てようという暗黙のメッセージが込められていたように感じます。

 

  点心席にはすべての床の間に宗芯師ゆかりの掛軸をかけ、庵 山里による特製点心を召し上がって頂きました。長年のお付き合いで故人の好みを知り尽くしている厨房の心入れ、大好物の筍をふんだんに使ったお料理からは板長と庵主の深い追悼の意が伝わってまいりました。

当初燗鍋でお酌のみ担当していただく予定でしたが、配膳のお手伝いまでしていただいた点心席担当の助手の皆様には大変恐れ入りました。

 

当日お越しくださいました御来賓、御招待の皆様方、養和会社中の皆様、水屋をお手伝い頂いた古参の皆様、櫻井宗幸先生と櫻和会の皆様、そして茶道会館の北見宗峰先生御一家の方々、誠にありがとうございました。

皆様にご尽力いただいたお蔭で無事に追善茶会を終えられ、師を偲ぶことができ、感無量でございました。弥栄子先生も草葉の陰で喜んでおられることと存じます。重ね重ね御礼申し上げます。

 

アクセス-LOCATION

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第13回日本文芸アカデミー大賞授賞作品。

 

選評

“裏千家十四代家元、淡々斎の娘として良家に嫁ぐも離縁。波乱万丈の人生への語り口は、清澄にして達見、凛とした潔さをもつ。錚々たる文化人との交流にあって、一番の恩恵は父母の教えであり、茶道を通しての「一期一会」であろう。「この年だからこそ見える景色」を「まず所有欲がなくなった」という至言に敬服”

 

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