後篇  ニューカレドニア日本人移民120周年祭レポート 

7月6日金曜、滞在地ヌメア市内にある日本人墓地での慰霊祭が午前中行われました。

かの地で眠る日本人の子孫のみなさんを初め、親善協会、両国政府関係者、日本人会の方々が多く参加しました。

 

 

裏千家を代表して弥栄子先生が焼香と献花を行いました。

 

この日は滞在期間で唯一太陽と青空が見えた日でした。

透き通るうつくしい海。島の気候や風土は沖縄によく似ています。

 

 

しかし不運にもエイに刺された観光客がいました。

エイに刺されたら、すぐお酢で消毒して、45度以上の熱湯に1~2時間つけておくと毒が分解されます。

医者が来るまで3時間かかったそうです。

大変お気の毒でした。

マリンスポーツではカイトサーフィンが大人気。

とても楽しそうですが機会はまったくありません。

いつかまたレジャーで訪れてみたいものです。

 

 

翌日からの茶会に向けてリハーサルを終えた夜、裏千家ニューカレドニア協会のみなさんと食事会です。

7月7日土曜、七夕の日に今回のメインイベントである日本文化フェスティバルが開催されました。会場は120年前に建造されたシャトー・アゲンという古い邸宅。多くの来場者に見守られながら、開会式セレモニーが始まりました。

 

2日間のプログラムも充実の内容。茶会も15~16席を30分単位でフル回転していきます。

茶席では塩月宗芯先生を亭主として、五藤宗紫先生の点前からVIPをおもてなしされます。

色紙は山川宗玄老師直筆の「千里同風」。

ニューカレドニアでも故郷と同じ風が吹いているのだと、慰霊であり、現地の日本人への励ましでもあると捉えました。いい言葉です。

 

茶花は地のものを五藤先生があしらいました。

秋の風情が漂います。

 

 

お菓子はオーストラリアから持ち込んだ豆を材料に手作りされた練りきりのお菓子。

花びらの細工と金箔がとても素敵です。

DIYの精神、おもてなしのこころがひしひしと伝わります。

茶道は人気プログラムのひとつで、当初の予想を大きく上回り2日間で480人と、多くの方々に呈茶を差し上げることができました。順番を待たれている間に茶道の簡単な説明を行っています。

会場の内外では日本親善協会と各協賛団体が全力で日本文化を紹介していました。

御殿まり、折り紙、書道、墨絵、着物の着付け、浴衣レンタル、けん玉やだるまお年などの伝統的な遊び、水風船釣り、餅つき、盆栽。。。

フリーフードの太巻き、串揚げ、お好み焼きに山形の地酒。

現地武道家による剣道、居合道、柔道、空手、合気道、スポーツチャンバラのデモンストレーション。

最後はみんなで盆踊りをして盛り上がりました。

ニューカレドニアではフランス語が公用語ですが、学校では日本語は英語に次いで人気のある外国語の授業。親日家の来場者たちはどのデモンストレーションも興味津々で、終始和やかなムードの中、無事にイベントは終了しました。

最後に弥栄子先生から今回大変な尽力をされた名誉領事のマリージョゼさんと日本親善協会のタケさんに花束贈呈。

大変お世話になりました、ありがとうございます! Mercibeaucoup!!!

そして裏千家シドニー協会の松永会長(淡交会参事)にも感謝状が贈られます。

この方のフォローがなければ今回のイベントはスムーズにいかなかったといっても過言ではないでしょう。本当にお世話になりました。ありがとうございます。

ニューカレドニア協会の川村みすな先生と皆様。

シドニー協会のフリーマン宗良先生と皆様。

ブリスベン連絡所の山田宗文先生。

1週間本当にお世話になりました。

 

数十年前に弥栄子先生が蒔いた種が立派に育ち、

こうしてみなさんを指導することができたことを弥栄子先生も大変喜んでおりました。

別れ際のみなさんの涙は忘れません。

 

 

最後に、今回機会を与えてくださいました裏千家今日庵 鵬雲斎大宗匠、坐忘斎御家元、そしてサポートしていただいた国際部の皆様に深く感謝するとともに、名代としてつつがなくお役目果たせましたことをここに報告させていただきます。誠に有難うございました。

 

そして、おてんば弥栄子先生はまだまだ御達者でございます!